補綴物の注意点

補綴物の機能性を十分に活かした治療を

豊島区南池袋の歯医者「宮田歯科池袋診療所」では、詰め物や被せ物、差し歯や入れ歯など補綴(ほてつ)物を使った治療においても患者様にとってベストなご提案をいたします。保険診療で安価な補綴物を作製できますし、審美性機能性が高い高品質・高精度の素材(保険適用外)をご提案することも可能です。患者様のライフスタイルやご要望に応じたご提案をいたします。お口の中の銀歯を気にして生活している方、銀歯を白い素材に替えたい方は、お気軽にご相談ください。

補綴物とは……?

補綴物とは……?

補綴物とは、虫歯などで歯を失った場合に、その歯質を補う目的で装着される人工歯のことを指し、詰め物・被せ物・差し歯などがあります。一般に保険診療で採用されている素材は限定されており、奥歯など力がかかる部分には、銀色の金属(いわゆる銀歯)が採用され、口を開いたときに見える部分には、歯科用プラスチック(レジン)が採用されます。

現在の歯科医療では、保険適用の素材を使うか自費の素材を使うかを、治療前にご自身でお選びいただくことができます。自費の素材は高価ではありますが、保険適用の素材のように最低限の機能をクリアしただけのものと異なり、長期の耐久性や審美性を兼ね備えるものが多数あります。

補綴物を選択するとき気をつけたい3つのポイント

1.金属アレルギー

保険診療で採用されている詰め物・被せ物には、銀色の金属、いわゆる銀歯があります。他にも、被せ物の裏側が金属で裏打ちされていたり、内部で支えとなっている芯(コア)に金属が使われていたりします。

1.金属アレルギー

この金属は経年で劣化し、金属イオンの溶け出しが起こり、歯ぐきへの着色だけでなく金属アレルギーを引き起こす原因にもなっています。原因不明のかゆみやかぶれなどがある場合は、お口の中の銀歯が原因の金属アレルギーである可能性があるため注意が必要です。当院では、金属アレルギーに配慮した素材をご提案することができます。気になる症状がある方は、遠慮なくお申し出ください。

2.素材の持つ機能性

保険適用の銀歯は安価である反面、最低限の機能性も十分クリアしたものです。汎用性が高く、誰にも扱いやすい日本全国で普及している素材ですが、実際のところすべての歯科医療従事者がその機能を最大限に引き出せているかというと疑問が残ります。こういった素材の持つ機能を引き出すのは、歯科医師と歯科技工士の技量によるところが大きいのです。

2.素材の持つ機能性

当院では、院内に技工室を併設しており、咬み合わせを重視する歯科医師が慎重に治療、型取りを行います。当院では、20年以上の経験を持つベテラン歯科技工士が直接患者様のお口で確認することができるため、より精度の高い患者様に合った補綴物が完成します。

3.素材の違いによる歯の見た目

銀歯や歯科用プラスチック(レジン)で治療を行った場合、費用は安価に抑えられますが、違和感が出てきたり、変色が起こったり、耐久性でも不安が残るものとなります。自費の補綴物の場合、くすみや変色も起こりにくいものがほとんどで、耐久性も保険素材と比べ物にならないほど良いものがあります。

3.素材の違いによる歯の見た目

詰め物・被せ物、差し歯など歯に直接装着する補綴物は、治療後にご不満を感じても、ご自身でどうにか変えることができるものではありません。当院では無理に患者様に自費素材をおすすめすることはありませんが、見た目を気にされる方なら、まず保険素材と自費素材の違いをよくご理解いただき、ご自身の希望に沿ったものを選択していただきたいと考えています。

当院で取り扱っているさまざまな補綴物

当院で取り扱っている補綴物は、保険適用の銀歯・歯科用プラスチック(レジン)はもちろんのこと、審美性の高いセラミック製のものもございます。以下の素材はすべて金属が使われていないため、金属アレルギーの心配もありません。

※以下の素材は基本的に保険適用外です 詰め物(インレー) 被せ物(クラウン)
詰め物(インレー) 被せ物(クラウン)
虫歯治療などで、歯の一部を削った場合に、詰め物(インレー)で歯質を補います。 歯茎の上に出ている歯質の大部分を虫歯で失って、歯の根っこが残っている場合に、冠のように被せて歯の機能を回復させます。
セラミック セラミックとは陶材のこと。透明感がある白さで天然歯の色に合わせて色を調整することができます。強度も高いのが特長です。 咬み合う歯よりも強度が高い場合があり、天然歯を傷つける可能性があります。また、一箇所に集中して負荷がかかると割れることも。
ジルコニア 現時点で最高品質のセラミックの一種です。セラミックのように一点に負荷がかかっても割れにくいのが特長です。 内側にもっとも天然歯に近い被せ物が完成します。内側にジルコニア、表面にセラミックを使います。
ハイブリッド
セラミック
セラミックと歯科用プラスチックを混ぜた素材で、粘り気があり、咬み合う歯を傷つけにくい特長があります。安価ですが、経年で変色が起こります。 奥歯など力がかかりやすい歯に最適なのが、ハイブリッドセラミックの被せ物です。

当院では患者様のライフスタイルやお口の状況に応じて、ご希望があればより審美性が高い素材をご提案することができます。お気軽にお問い合わせください。

歯科技工士が院内に在籍しているメリットをご紹介します歯科技工士の存在